元弘前工監督の横浜さんに育成功労賞 甲子園で表彰
【青森】高校野球の発展や選手の育成に尽くした指導者に贈られる「育成功労賞」の表彰式が15日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、元弘前工監督の横浜寿雄さん(69)が出席した。
表彰式には全国の受賞者49人のうち8人が臨み、横浜さんは弘前工のユニホーム姿で記念の盾を受け取った。
横浜さんは1975年から2013年まで弘前工ひと筋に指導し、そのうち監督を35年間務めた。1976年と85年に選抜大会に出場。夏の甲子園には1980年の第62回大会、88年の第70回大会を含めて計3回出場を果たした。特に89年の第71回大会では、69年に三沢が準優勝して以来となる、県勢20年ぶりの勝利を挙げた。
横浜さんは「長年の選手との出会い、関わりの中で多くのことを学ぶことができました。高校野球に関われたことに感謝申し上げます」とコメントした。(渡部耕平)