敦賀気比監督「ミス減らしたい」 聖光学院ときょう対戦
【福井】敦賀気比は16日の第3試合(午後1時開始予定)で聖光学院(福島)と対戦する。聖光学院は3年ぶり17回目の出場で、初戦は日大三(西東京)、2回戦で横浜(神奈川)と強豪校を破り、3回戦進出を決めている。どんな試合展開になるのか。敦賀気比の東哲平監督と聖光学院の斎藤智也監督に、各担当記者がリモート取材し、対談形式でまとめた。
――2試合を振り返って
敦賀気比・東 (高岡商戦16安打、市船橋戦13安打と)打線はよく打ってくれている。ただ、守備面、バッテリーを含めてミスが多いので減らしたい。
聖光学院・斎藤 戦う目的、気力がもたらした勝利。対戦相手の名前や力に臆せず、自分たちの力を出すことに力点を置いた戦いができている。
――相手校の印象は
東 夏に向けてしっかり仕上げて毎年、甲子園に出場している印象だ。
斎藤 がんがん振ってくる。鍛えられており、色々な攻め方、守り方がある。
――警戒する選手は
東 詳細な分析はこれからだが、日大三、横浜を破っており、勢いがある。
斎藤 上加世田君は制球力があり、球種も多い。どう攻略するかだと思う。
――チームのキーマンは
東 大舞台で活躍する日替わりのヒーローが出てきて欲しいが、まず、バッテリーにしっかりしてもらいたい。相手も強いが、それでも、もう少しぴりっとして欲しい。
斎藤 相手打線が好調なので佐山、小林剛の両投手に踏ん張って欲しい。甲子園では機動力を駆使した野球ができていないので、スイッチを入れ、攻撃の幅を広げたい。
――理想の試合展開は
東 毎試合同じ。打線は5点以上取り、投手陣は5点以内に抑える。その野球を実現するため、バッテリーはしっかりして欲しい。
斎藤 2試合とも強豪相手に投手陣が2失点に抑えたので、それが理想。ただ相手打線も強力なので失点を上回る得点をしていく。
――試合への意気込みを
東 夏は負けたら終わり。一戦一戦しっかり準備して最後は勝ちきりたい。
斎藤 選手は粘り腰を発揮し、食らいつき、最後は1点勝つ野球をしたい。(長屋護、滝口信之)