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高松商、目標は8強から「決勝進出」に 離脱した仲間思うエース

2022年8月15日20時52分

朝日新聞DIGITAL

 15日、第104回全国高校野球選手権大会3回戦 九州国際大付1-2高松商

 1点を先制した直後の二回表、高松商のエース渡辺和大君(3年)に、相手打線が襲いかかった。1死走者なしから3連打を浴び、あっという間に同点に追いつかれた。

 ナインに「ごめん」と左手をあげて合図を送りながらも、気持ちは落ち着いていた。2死二、三塁と逆転のピンチは続き、迎えた9番打者。「次は上位に回るので、意地でも抑える」

 変化球で3球で追い込むと、4球目は渾身(こんしん)の直球を外角へ。緩急をうまく使い、空振り三振で切り抜けた。

 チームは初戦、強打を見せつけ14点を奪ったが、この日の相手投手は制球が良く、大量得点は見込めないと考えていた。試合終盤で足をつった香川大会決勝の反省も踏まえ、長いイニングを投げられるよう、「カウントが早いうちに打たせてアウトを取ること」を意識した。

 中盤以降はインコースの直球とチェンジアップを織り交ぜて、凡打の山を築き、狙い通り球数を抑えた。体力を温存したことで、終盤でも直球は130キロ台後半を維持した。

 「インコースを引っ張られても、この風なら長打にはならない」と、バックスクリーンの上にたなびく大会旗の動きを見る冷静さも忘れず、六回以降は1人の走者も許さない、圧巻の投球をみせた。

 実は試合前、初戦で本塁打を放つなどの活躍をした本田倫太郎君(同)と林息吹君(同)が戦線離脱するアクシデントに見舞われていた。

 涙を流しながら宿舎を離れる2人の姿に、チームが目指す場所は、大会前に掲げたベスト8ではなくなった。2人が復帰し、再び全員でグラウンドに立てる決勝の舞台へと変わった。

 「最後にまたみんなで野球ができるように、これからも僕が試合をつくっていく」。試合後、渡辺君はこれまで以上に一つにまとまった高松商を、自らの投球で引っ張っていく覚悟をみせた。(堅島敢太郎)

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