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智弁和歌山の主将「実力不足です」 合言葉だった「打倒大阪桐蔭」

2022年8月13日22時00分

朝日新聞DIGITAL

 13日、全国高校野球選手権大会2回戦 国学院栃木5-3智弁和歌山

 全国連覇を目指した夏はあまりにも短かった――。49代表の最後に登場した智弁和歌山は第104回全国高校野球選手権大会8日目の13日、国学院栃木と対戦し、3―5で惜敗した。前年優勝校の重圧、大会初戦の緊張感のなか、先発の武元一輝(3年)、六回途中から救援した塩路柊季(3年)の両投手が力投。しかし、和歌山大会5試合で45得点を挙げた打線が援護しきれなかった。智弁和歌山の夏の初戦敗退は2018年以来、4年ぶりだった。(伊藤秀樹)

     ◇

 2点を追う九回。智弁和歌山は、先頭の山口滉起選手(3年)が左翼線二塁打で出塁した。反撃ムードが一気に高まった。後続の2者が打ち取られたが、まだ終われない。主将で4番打者の岡西佑弥選手(3年)が打席に立った。

 一塁側アルプス席からは歴代のチームの強さとともに、相手にとっては「魔曲」と呼ばれるようになった応援曲「ジョックロック」が流れる。ベンチの選手たちが身を乗り出し、笑顔で鼓舞してくれるのが分かった。

 4球目。高めの138キロを強振した。だが、飛球は遊撃手のグラブに収まった。一塁へ走りながら岡西選手は思った。「終わった。まだまだ足りないところだらけだなあ」

 新チームは昨秋、夏の全国連覇を目標に掲げて始動した。だが早々につまずいた。秋の県大会準決勝で和歌山東に敗れ、選抜大会の出場を逃した。自分たちが出場できなかった大会では、大阪桐蔭が圧倒的な力を示して優勝。その後は「打倒大阪桐蔭」を合言葉に練習に取り組んできた。練習ではミスが出れば「それで大阪桐蔭に勝てるのか」と常に言い合い、プレーを突き詰めてきた。6月は1日1千スイングを目標に振り込んだ。

 その中心にいたのが岡西選手だった。意気揚々と乗り込んだ大舞台での初戦。4打数無安打に終わった。「実力不足です」。悔しさを押し殺すように淡々と言った。甲子園で勝つことの難しさを知った夏だった。

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