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九州学院の2年生バッテリー、甲子園で約束果たす 信頼が生む安定感

2022年8月13日19時30分

朝日新聞DIGITAL

 九州学院は13日、帝京五(愛媛)に打ち勝ち、3回戦進出を決めた。甲子園への出発前に新型コロナウイルスへの集団感染がわかり、地元待機を経ての初戦。ようやく立った夢舞台で、12年ぶりの勝ち星をつかんだ。次戦は16日。国学院栃木と対戦する。

     ◇

 13日、全国高校野球選手権大会2回戦 帝京五4―14九州学院

 エースの直江新君(2年)が、緊張から制球に苦しんでいた。一回、先頭打者に四球を出し、先取点を取られた。

 少しでも楽に投げさせたい。その裏、バッテリーを組む渡辺拓馬君(2年)は、3球目のカーブを右方向に運んだ。二塁走者がかえり、3点目。二塁上で、敬礼のようなしぐさで喜びを表した。続く直江君の左前適時打で本塁に滑り込むと、一塁の方に目をやり、笑顔を送った。

 その後も三回に犠飛、七回には2点適時打など、この試合5打点。熊本大会5試合で挙げた3打点を、たった1試合で上回った。

 守備でも活躍した。直江君は三回までに5四球。表情の硬さが取れず、2連続での押し出し四球もあって、じりり、じりりと追い上げられた。だが、味方打線は当たっている。直江君に「点数はこっちが有利。落ち着いて行こう。せっかくの甲子園、楽しもう」と声をかけた。

 直球勝負をやめ、単打はOKと割り切って変化球で打たせて取るリードに切り替えた。四回を初めて打者3人で抑えると、その後は八回に継投するまで三塁を踏ませなかった。直江君は「渡辺が声をかけてリードしてくれたので、最後には立ち直ることができた」と話す。

 けがもあり、春の大会はスタンドで試合を見ていた。厳しい試合でも、直江君は粘り強く投げ続けていた。そんな時期、直江君からかけられた言葉は「お前じゃないと、やっぱり投げづらい。今は俺が引っ張るから早く戻ってきて、またお前が引っ張ってくれ」。

 目標だった甲子園で、約束を果たした。(杉浦奈実)

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