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ドラ1の先輩からのルーズリーフ、きつい練習支えた宝物 天理・南沢

2022年8月12日22時44分

朝日新聞DIGITAL

 第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)は第7日の12日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦4試合があった。奈良県代表の天理は海星(長崎)に2―4で敗れ、夏の甲子園通算50勝目はならなかった。エース南沢佑音(ゆうと)(3年)がまだボールの落ち着かない序盤に4失点。中盤から立ち直ったが、打線は相手先発の緩急の差を生かした投球に苦しんだ。

    ◇

 天理のエース南沢佑音(3年)は最後まで笑顔を絶やさず、粘りの投球を見せた。

 天理は三回までに海星打線に長短打を重ねられ、毎回得点を許した。苦戦する南沢を支えたのは戸井零士主将(3年)だ。試合前半にマウンドに駆け寄ってグータッチをしたり、ベンチで「あとはまかせろ、野手が打つから」と声を掛けたりしてくれた。

 だが、中盤から徐々に調子を上げ、六、七回は走者を出さず抑えきった。九回に中川輝星(てっせい)(2年)にマウンドを託した。中村良二監督は南沢の活躍に「同点、逆転できるような試合展開を作ってくれました」。

 春の選抜後、5月初旬から1カ月ほどは右ひじに違和感があり、投球できない時期もあった。「ここで焦って投げたらこれからの野球人生に支障が出る」。ウェートトレーニングや走り込み、フォームの修正に専念。下半身からの力が指先にまで伝わるようになり、まっすぐのスピードや威力が上がった。「マイナスな部分もあったんですけど、今考えるとプラスの部分が多かったと思います」

 ずっと大切にしてきた宝物も、南沢を支えてきた。ドラフト1位で日本ハムに入った一学年上の先輩、達孝太さんから昨年12月にもらった、練習や食事に関するアドバイスがつまった手書きのルーズリーフだ。

 その最後に、「冬のトレーニングはきついけど今頑張ればしっかり夏につながるから頑張れよ」と書いてあった。その言葉できつい練習も乗り越えられた。試合後、南沢は「達さんが、成長したところを見ていてくれたらいいんですけど」と言葉を詰まらせた。「自分の野球人生は終わりではないです。達さんの後を追っていきたいです」。チームを支えたエースは、次の舞台を見据えている。(浅田朋範)

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