愛工大名電・岩瀬が好救援 「父は最終回、自分はどんな場面でも」
(12日、全国高校野球選手権大会2回戦 八戸学院光星5-6愛工大名電)
愛工大名電は2番手の右腕・岩瀬法樹投手(3年)の好救援が、チームの反撃を呼び込んだ。
リードを4点差に広げられた七回、なお1死一、二塁でマウンドへ。空振りを奪った2球目の変化球が暴投になって二、三塁とされたが、「相手は振ったので狙ったところに投げられていた。1点もやれないというのは、どちらも同じ。むしろ二、三塁の方が走者を気にせず、打者に集中して投げられた」。
そこから4球連続ファウルで粘られながら、最後は外角低めのスライダーで空振り三振。次打者も二ゴロに抑えた。
岩瀬投手の父は、プロ野球最多の407セーブを記録した元中日の左腕・岩瀬仁紀さん。「父は最終回の登板。自分は中継ぎでどんな場面でも行くので、チームにいい流れを作れればいい。次も頑張りたい」(上山浩也)