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果たせなかった悲願の「1勝」 富島らしさも見せた甲子園

2022年8月13日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 全国高校野球選手権大会で宮崎代表の富島は11日、初戦で下関国際(山口)に0―5で敗れ、甲子園を後にした。悲願の「甲子園1勝」は果たせなかったが、「つなぐ野球」が持ち味の富島らしさも見られ、県勢の今後への糧となった。

 初戦は大会第6日になり、大阪入りしてから調整時間は十分にあった。選手は宿舎で待機時間が長くなったものの、浜田登監督は「選手のコンディションは万全」と語っていた。

 チームは下関国際の左右の両投手を想定した打撃練習や、少ないチャンスで得点につなげる連係プレーにも取り組んだ。甲子園練習はないため、空いた時間には試合を観戦して甲子園ならではの雰囲気に慣れようとした。

■平常心失う面も

 狙っていた試合展開は「ロースコアゲーム」。先発の日高暖己君(3年)が好投し、終盤まで接戦に持ち込む予定だったが誤算があった。日高君は打たせて取る投球で相手打線に臨んだ。初回から内野ゴロ気味の打球が安打になった。守備陣がいつもなら捕れた打球でもミスが相次いだ。序盤に先制点を奪われ、日高君は制球重視で粘投したが球数がかさんだ。六回以降は球威も落ち、相手打線に攻略されて失点が続いた。

 打線も相手投手陣の好投に苦しんだ。先発の左腕投手の狙い球を絞りきれないまま、切れのいい変化球に凡打が続いた。六回から継投した右腕投手の直球と変化球も打ち崩せなかった。終わってみれば、計4安打にとどまった。

 宮崎大会で富島は、日高君の力投と堅守で強豪校を倒して勝ち上がった。しかし、甲子園という舞台に立ったことで平常心を失ってしまった面があった。昨春の選抜大会で甲子園を経験したメンバーがほぼ残る下関国際との差がそのまま出てしまった。

■何度も得点圏に

 ただ、「つなぐ野球」の富島らしさが見えたプレーもあった。二回には海野直大君(3年)がセーフティーバントを決めて2死一、三塁と好機を広げた。相手のミスや四球を生かしながら何度か得点圏に走者を進め、六回には満塁の好機も作った。あと一本が出なかったが、富島の堅実な野球が甲子園でも通じることを証明した。

 浜田監督は「甲子園に出てくる強豪校は140キロを超える投手が1、2人必ずいる。打たないと勝てないと痛感した。経験は後輩たちにつながった」と話す。

 球場で見守った宮崎県高野連の児玉正剛理事長は「チャンスはたくさんあった。攻撃ではあと一本、守備でもあと一歩。『甲子園出場』ではなく『甲子園で勝つ』。その目標のため、普段からどう鍛えるかを富島と県勢は学んだ」と総括した。(平塚学)

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