スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

自分でも驚いた本塁打、痛恨の悪送球…鶴岡東・渡辺「やり切った」

2022年8月12日21時00分

朝日新聞DIGITAL

 大会屈指の右腕から2本塁打を含む11安打を奪いながら、勝利には届かなかった。12日の第104回全国高校野球選手権大会2回戦で、鶴岡東は今春選抜で準優勝した近江(滋賀)に3―8で敗れた。8強入りの目標はかなわなかったが、粘り強い戦いぶりに観客席から温かい拍手が送られた。

     ◇

 1点を追う三回、鶴岡東の先頭打者は、先発の渡辺千尋君(3年)。直前、四球を与えた後の牽制(けんせい)悪送球で自らピンチを招き、失点していた。なんとか取り返したい。「次につなぐ」と打席に立った。

 相手は、プロ注目の右腕、山田陽翔(はると)君(3年)だ。この日も140キロ台後半の速球で好投手ぶりを見せつけていた。

 2球目、137キロの直球が真ん中高めに来た。甘い。狙っていた球だ。迷わず振り抜いた。

 快音とともに左翼方向に上がった飛球。ファウルかと思われたが、ポール際の柵を少し越えたところに落ちた。自分でも驚く本塁打となり、試合を振り出しに戻した。

 大阪府高槻市出身。中学3年だった2019年、夏の甲子園で16強入りした鶴岡東のプレーの丁寧さを見て、「このチームなら甲子園にいける」と確信した。

 最速約140キロの直球にカーブやカットボールなどを織り交ぜて打ち取るのが持ち味。山形大会で好投し、チームの目標は19年を超える甲子園8強入りになった。

 反撃の口火を切った渡辺君に続くように、チームはその回、高めに浮いた球を狙い打ち。2点本塁打で勝ち越した。

 しかし、直後の守備で先頭打者に四球を与えると、次打者のバントを再び一塁に悪送球。3連打を浴びて、降板した。

 試合後、「自分の練習不足、焦りがあったと思う。投球も思うようにできず、後悔しかない」。そう言葉を絞り出した。

 ただ、チームは相手を上回る11安打を放ち、最後まで諦めない姿勢を見せた。「やり切った感じはある」とも口にした。

 悔しさと少しの充実感をかみしめながら、8強入りの夢を後輩たちに託し、球場を後にした。(平川仁)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ