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一関学院、サヨナラの立役者は三塁コーチ 及川圭吾選手

2022年8月12日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 【岩手】延長十一回、5―5。一関学院はサヨナラの走者となる小松大樹主将が二塁から走り、頭から本塁に滑り込んだ。ほんの一瞬遅れて、相手チームの捕手のミットが触れた。主将は試合後のインタビューで言った。「及川圭吾を信じて回りました」

 6日の初戦。昨夏4強の京都国際を相手に劇的なサヨナラ勝ちをおさめた。そこには、陰の立役者がいた。三塁コーチをつとめる及川圭吾選手(3年)だ。

 三塁コーチになったのは昨秋。先発メンバーに入れなかったが「チームの役に立ちたい」と立候補した。

 ノックや試合中に相手の外野手を観察する。肩の強さ、球際の強さ、守備位置。球の握り替えはスムーズか。チームで共有する。

 6日のあの試合。二塁走者の主将がスタートをきった。打球は中前に落ち、中堅手が左手で捕球し、右手に握り替える。肩が強いのは知っていた。打球への突進も速かった。でも「その時は体勢が少しだけ崩れたように見えた」。及川選手は思いっきり腕を回した。

 春季大会の花巻東戦。同じような場面で消極的になり、二塁走者を回せず同点に追いつけなかった。それ以来、「ぎりぎりの場面こそ積極的に」と心がける。

 主将が生還し、球場が震えた。チームの勝利はもちろん、「自分の判断で勝てたのもうれしかった」。

 6日は、母と兄が甲子園まで応援に来てくれた。兄は同じ一関学院野球部の2学年上で、独自大会で優勝したが、甲子園が閉ざされた代だ。だから「これで俺も甲子園に行ける」と岩手大会優勝を喜んでくれた。

 そして、何よりも、兄弟を一人で育ててくれた母・かつえさんに甲子園での雄姿を見せることができた。

 次戦も母と兄はアルプス席で見守ってくれる。「次も積極的に、仲間を信じて、腕を回していきたい」(奈良美里)

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