甲子園日記 信じていた勝利の一打 二松学舎大付
9日にあった初戦は、スタンドから応援しました。
九回裏にサヨナラ勝ちを呼ぶヒットを放った切り込み隊長・親富祖凪人(3年)は、午前中の練習で「今日、状態いい!」と言っていました。普段はのんびりしていますが、野球の時は人が変わり、目つきも変わります。なので、あの場面で必ず打ってくれると信じていました。勝利が決まった時は、他の3年生たちと跳びはねながら喜びました。
サヨナラ勝ちを収めた後も、ベンチ入りメンバーに浮ついた様子はありませんでした。夕食前のミーティングで、市原勝人監督は「お疲れさま。でも、まだまだ足りないぞ。本物の自信を見せてほしい。ベンチに入っていない3年生も含め、もっと士気を高めていく必要がある」と話され、メンバーはすでに次の試合に気持ちが向かっているようでした。
9日は一回の親富祖の二塁打で始まり、あの一打で勝ちました。主役は完全に親富祖でした。次の試合は他の選手も活躍して主役になってくれると期待しています。(二松学舎大付合宿所責任者 3年小形琉玖(りゅうく))