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佐久長聖の広田、悔やまれる浅野への2球 力任せからの進化見せた夏

2022年8月11日19時00分

朝日新聞DIGITAL

 (11日、第104回全国高校野球選手権大会2回戦 高松商14-4佐久長聖)

 五回2死無走者。佐久長聖の背番号10の投手、広田龍星(3年)は大会屈指のスラッガー・浅野翔吾(同)を追い込んでいた。勝負に行った134キロの直球が浮き、右中間スタンドに運ばれた。

 「圧力は感じなかった」。第2打席までは変化球と直球をうまく制球し、打ち取っていた。走者を置いた七回も追い込んだが、今度は甘く入ったスライダーを左翼スタンドにたたき込まれた。2打席連発。試合を決定づける一打となり、直後に降板。広田の夏が終わった。

 「投げるべき所に投げられなかった。悔いが残る」と悔やむが、藤原弘介監督は「この2、3カ月で丁寧に投げられる投手になった」と成長をたたえる。

 大阪府吹田市出身。主将の寺尾拳聖(3年)とは幼なじみだ。ともに佐久長聖に入学した当初は遊撃手。投手に専念したのは3年生になってから。最初は力任せだった。直球を過信して投げ続け、打ち込まれる。春の大会は支部予選の初戦で敗退、ノーシードから最後の夏に臨んだ。「まっすぐ一本で行ったら打たれる」。そう気づいてからは変化球を駆使してカウントを取る投球を意識するようになった。

 藤原監督は制球力を買い、長野大会の大事な場面を任せ、広田もその期待に応えるように準決勝、決勝と完投、優勝に大きく貢献した。

 腕を思い切り振って、変化球を制球できるのが武器だ。「相手の応援の中で投げるのが楽しい」と言うほどの「強心臓」の持ち主。初戦の先発を任されたこの日も、初回から自身最速の137キロを記録、上々の立ち上がりを見せた。その後もテンポ良く変化球でカウントを取り、際どいコースに直球を投げ込み、中盤までは相手強力打線と互角に渡り合った。

 試合後、どこかすっきりした様子でこう語った。「高校で達成出来なかった日本一を大学で達成したい」。次の目標は定まった。(高億翔)

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