2打席連発の高松商・浅野に申告敬遠? 球審が伝令を勘違い、訂正
(11日、第104回全国高校野球選手権大会2回戦 高松商14-4佐久長聖)
第104回全国高校野球選手権大会第6日の第2試合、高松商(香川)―佐久長聖(長野)で、球審がマイクで判断を訂正し、謝罪を口にする場面があった。
2―7とリードを許していた佐久長聖は八回1死一、二塁で、打席に高松商の浅野翔吾を迎えた。
大会屈指の強打者、浅野はここまで五、七回に2打席連続本塁打を放っている。この大会が始まるまで、高校通算64本塁打を記録している。
ここで、球審は申告故意四球を伝えられたとして、浅野は一度、バットを置いて一塁へ。浅野は香川大会3回戦でも、1点リードの二回2死一、二塁で申告敬遠されていた。
だが、この日は佐久長聖ベンチが戸惑った様子を見せた。審判たちが集まって協議。球審は「捕手より申告故意四球の申し出がありましたけど、訂正ということで、伝令の間違いでした。申し訳ありません」とマイクで場内に伝え、謝罪したことで球場が大きくざわついた。
その後、佐久長聖の伝令が成立し、浅野も一塁から右打席へ戻った。結局、死球を背中付近に受けて一塁へ進んだ。