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「ありんこ軍団」つないで躍動 甲子園の三重高振り返り

2022年8月11日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場した三重は9日にあった初戦の横浜(神奈川)戦で2―4と惜しくも敗れた。昨年からの成長を感じさせる試合展開で、さらなる躍進も期待できる戦いぶりだった。

 「ありんこ軍団」。主将の宇佐美貴也君(3年)はチームのことをそう呼んでいた。個々の力は昨夏に及ばない。それでも力を合わせて、勝利を目指す。この夏の試合運びを見ても、「継投」と「単打でつなぐ意識」というチームの特徴が際だっていた。

 守りの柱は三重大会から甲子園まで、全7試合に先発した上山颯太君(3年)だった。昨夏の甲子園での完封勝利という輝かしい実績の一方、故障に苦しんだ1年だった。

 この夏もコースに決まる直球は健在だった。全7試合とも大崩れすることはなく、「メンタルが鍛えられた」という言葉には成長を感じさせた。「みんなで頑張ってここまで来られた。悔いはない」と甲子園での戦いを振り返る。

 全試合で継投した谷公希君(3年)は武器の直球に加え、変化球も身につけて投球の幅が広がった。横浜戦では八回のピンチで登板。きっちり打ち取り、谷君らしい好救援を見せた。

 若い野手陣の中で、上級生の踏ん張りも光った。高打率の鈴木朝陽君(3年)は横浜戦は九回に中前安打。「つなぐ打撃ができた。大観衆の中で野球ができて幸せだった」と、すっきりした表情を見せた。

 次世代の打者は、次の夏を見据える。野田泰市君(2年)は横浜戦でも勝負強さを見せ、六回に反撃の適時打を放った。「冬にしっかり力を付けて、来年また甲子園に来られるよう頑張る」。好リードで投手陣を支えてきた高山亮太君(2年)は横浜戦の最終回に適時二塁打。「これからは自分が責任感を持って、チームを引っ張っていく」と言う。

 1年生の活躍も目立った。田中聡真君(1年)は三重大会で打率5割。横浜戦でも遊撃手として無失策で守備の要となった。徳本太一君(1年)は三重大会で登板。持ち前の制球力で2試合3回を投げて1人の走者も許さなかった。上山君に憧れて三重に進んだ左腕が、今後の投手陣の柱になりそうだ。

 宇佐美主将は「保護者に公式戦を見に来てもらえないこともあったが、最後は全員で甲子園に来られて良かった。持ち味の『つなぐ野球』を継承して、甲子園に帰ってきてほしい」。秋からの三重の活躍が楽しみだ。(山崎輝史)

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