明豊―一関学院 あす第1試合で対戦 両監督が意気込み語る
【岩手】夏の甲子園の初戦でサヨナラ勝ちを収めた一関学院。次戦は、大会第7日の第1試合(12日午前8時開始)で、大分代表の明豊と対戦する。
両校はいずれも、「つなぐ」意識を大切にしながら勝ち上がった。一関学院の高橋滋監督(50)と明豊の川崎絢平監督(40)に、互いの印象や意気込みをオンライン上で語り合ってもらった。
――互いの印象は
高橋(一関学院) 昨春の選抜でも準優勝され、九州を代表する強豪。強力打線のイメージだ。1番から9番まで切れ目のない打者が並んでいる。
川崎(明豊) タイプの違う投手がいて、誰が来ても対応できるようにしなければならない。打線も、低い打球をつなぎ、穴が少ない打者が多い。総合的にいいチームだと思う。
――チームの状態は
高橋 初戦はなんとか厳しい試合を勝ち上がった。チームの雰囲気も、選手一人ひとりの状態もいい。打撃も岩手大会からずっと好調を維持できている。
川崎 こちらでの生活や練習にも慣れてきた。あとは、どれだけ自分たちの力が発揮できるか。いい準備ができている。
――自分のチームでカギになる選手は
高橋 1番の原田、5番の小野唯、9番の菅野。初戦で当たりが少なかった2年生の野手3人が、次の打者にどうつないでいけるかがカギになる。
川崎 投手陣がどれだけ失点を少なくできるかがカギ。今大会は風が強く吹いているので、その対応を含め、投手中心にどれだけきっちり守れるか。
――意気込みを
高橋 夏の甲子園で2勝したことがない。すべての力を出し切って、岩手県にいい報告ができればと思う。
川崎 いつも通り、今まで1年間やってきたことが出せるかの勝負。全力で高校生らしく戦いたい。(奈良美里、奥正光)