塁上でなぞった「NOSHO」 適時打の斎藤、アピールしたいのは…
(10日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 聖望学園8-2能代松陽)
約束のガッツポーズは果たせた。
六回、能代松陽の2年生4番・斎藤舜介に打席が巡ってきた。この回まで無安打だった打線が連続安打と四球で1死満塁。「みんながつないでくれた。気持ちで打ちました」と、中前へ2点適時打をはじき返した。
一塁ベース上で胸を突き出し、ユニホームの「NOSHO」を両手で何度もなぞった。「能代松陽をアピールしようと、キャプテンの田中元輝さんと話していました」。女子校の能代北と、出場3回の能代商が2013年に統合され、新校名では初の甲子園だった。
「次の代もチャンスはある。またここに戻ってきたい」。全国へ向けて「NOSHO」をアピールし続けることを誓った。