九州国際大付が11日の初戦出場へ コロナ集団感染、2選手入れ替え
第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高野連主催)の大会本部は10日、新型コロナウイルスの集団感染が発生した九州国際大付(福岡)について、予定通り大会第6日の11日、明徳義塾(高知)と対戦すると発表した。
一部を改定した感染拡大予防ガイドラインに基づき、九州国際大付は登録選手18人のうち2人を入れ替えた。
さらに試合前72時間以内に、PCR検査で登録選手らの陰性を確認した。
九州国際大付は開幕前に複数の体調不良者が出て、主将のみで行われた6日の開会式を欠席。9日に新型コロナの集団感染が発生したと判断されていた。
大会本部はガイドラインを一部、改定、集団感染の場合でも一定の条件のもと、登録選手らを入れ替えられるようにした。
今大会では組み合わせ決定後に県岐阜商が集団感染と判断された。登録選手18人のうち10人を入れ替えるなどして9日、社(やしろ)(兵庫)と1回戦を戦った。
浜田(島根)、帝京五(愛媛)、有田工(佐賀)、九州学院(熊本)も2日に集団感染の発生が発表された。この4校については3日の組み合わせ抽選会で初戦が第8日(13日)になるよう配慮した。(山口裕起)
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九州国際大付の選手変更は次の通り。(丸数字は背番号、カッコ内は旧登録選手)
⑦今村治輝、1年、左翼手、181センチ、65キロ、右投げ右打ち(大島諄士)⑭宮崎雄大、1年、外野手、181センチ、80キロ、右投げ左打ち(藤木翔世)