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高松商は「選手コーチ」10人がチームをサポート 躍進の原動力に

2022年8月10日08時00分

朝日新聞DIGITAL

 甲子園での初戦を大会6日目(11日)に控える高松商には、グラウンドに立つ夢を諦め、他のメンバーのサポートに回る10人の「選手コーチ」がいる。中でも橋本大誠君(3年)と岡井舜君(同)は、特にメンバーから信頼を集めている。

 4月ごろ、長尾健司監督から3年生に、ゴールデンウィーク以降は甲子園出場に向け、練習メンバーを絞ることが告げられた。2人は試合や練習で結果を出せず、当落線上だった。

 岡井君は連休明けに選手コーチに転向。一方、橋本君はどうしても諦められず、連休明けに長尾監督に直談判し、期限を2週間延ばしてもらった。だが、思うような結果は残せず、5月末に選手コーチになることを決意した。

 選手コーチは練習のサポートが仕事だ。打撃練習でトスをあげたり、ティーにボールを置いたりと主力メンバーの個人練習をつきっきりで手伝う。

 そんな選手コーチたち10人が、香川大会決勝の前日に動いた。「ちょっとでも力になれるなら」と、佐々木英二副部長とともに、学校から直線距離で約12キロ離れた高松市香南町の冠纓(かんえい)神社まで必勝祈願のランニングを敢行した。

 選手コーチ就任以降は、練習への参加はなく、長距離を走るのも久々。「体が重くてしんどかったです」と2人とも苦笑いで振り返るが、全員で声を掛け合いながら神社まで走りきり、「みんなで甲子園に行けますように」とお願いした。

 ランニングの様子は佐々木副部長が撮影し、1本の動画にまとめて決勝の朝に部員全員に共有した。準決勝まで好機で安打が出ていなかった山田一成君(同)は動画を見て、「1人じゃないんだ」と勇気づけられたという。「絶対にみんなを甲子園に連れて行かなければ」と、先制の適時打を放った。動画は甲子園出場の原動力になった。

 「選手コーチになってよかったのか」。橋本君と岡井君は当初は葛藤があった。でも今は支えてきた選手が安打を放ったとき、素直に喜べる自分がいる。

 甲子園近くの宿舎では、新型コロナウイルス対策で外出が制限されている。今回は神様の力は借りられないが、2人は「一つでも多く勝てるようになんでもサポートをする」。(堅島敢太郎)

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