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札幌大谷の主将、リーダーシップは論より行動 98人に波及した執念

2022年8月9日22時00分

朝日新聞DIGITAL

 (9日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 二松学舎大付3-2札幌大谷)

 初出場の南北海道代表の札幌大谷は9日、二松学舎大付(東東京)と対戦した。九回2死から同点に追いつく粘りを見せたがサヨナラで敗れ、勝利をつかめなかった。10日は北北海道代表の旭川大が大阪桐蔭(大阪)と戦う。

 札幌大谷で総勢99人の部員をまとめ上げてきたのが浜野櫂主将(3年)だ。

 衝突もあった。同学年のマネジャー、長谷川華子さんが、ベンチに入れない選手を思うあまり、ベンチ入りする選手を引き合いに出して厳しい指摘をしたことでけんかになることも。そんな時も「色んな意見を浜野がまとめてくれた」(長谷川さん)。

 浜野主将は「全員が一つになれるように」と、自らの姿勢を示し続けた。試合では一番目立つベンチの端から、劣勢の時にこそ誰よりも声を出した。試合に出る1年生の増田智紀選手には笑顔で「緊張すんな」。その姿に誰もが勇気づけられていた。

 チームにさらに一体感が増したきっかけが、6月にあった。ベンチに入れない3年生20人余りが他校と戦う「引退試合」だ。

 「全員、1球に対する執念がすごかった。3年から6年間、一緒に野球をやってきた仲間が必死にやっている姿を見て、意識が変わった」と浜野主将。中でも忘れられないのが、江尻光選手が放った右翼席への本塁打。「こいつらを絶対に甲子園に連れて行く」と誓った。

 最初で最後の夢舞台で、浜野主将も1球に対する執念を見せる。四回表2死一塁、1ボール2ストライクから、外角低めの厳しいコースの変化球を、がむしゃらに振ったバットの先で捉えた。右前打。「しぶとく打ててよかった」

 「結果は悔しい。相手はここぞで1本がでる勝負強さがあり、守りも堅かった」と浜野主将。最後に出た言葉は「ここまで一緒にやってきた仲間と甲子園に出られてよかった」とまっすぐなものだった。(石垣明真)

     ◇

 札幌大谷・浜野櫂主将 最後に夢のような素晴らしい舞台でプレーができて、本当に楽しかった。最後の一本は出なかったが、つないで諦めない姿勢を出すことができてよかった。後輩たちも力があるので、もう一回ここに戻ってきてほしい。

 札幌大谷・船尾隆広監督 2死からの攻撃が多く、なかなか余裕を持てなかったが、森谷が粘り強く投げた。野手がそれを見て「何とか点を」という雰囲気にしてくれた。試合は負けたが、胸を張って帰れる。選手たちには「ありがとう」と言葉をかけたい。

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