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高岡商・近藤の本性隠さない「主将像」 戻った甲子園で仲間を鼓舞

2022年8月9日07時00分

朝日新聞DIGITAL

 (8日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 敦賀気比13-3高岡商)

 5点を追う七回裏1死一塁。4番の近藤祐星(3年)に打席が回ってきた。「とにかく、後ろへつなごう」。2球目を鋭く振り抜くと打球は左前へ。この日、2本目の安打を放ち、塁上で笑みがこぼれた。

 強豪の高岡商で1年から先発メンバーでマスクをかぶった。昨夏の甲子園にも出場したが、チームは4―17で大敗した。

 「甲子園の借りは甲子園でしか返せない」。悔しさを胸に始動した新チーム発足と同時に主将となった。

 だが、春の北信越大会では初戦でコールド負け。「チームに何が足りないのか」。悩んでいたとき、2019年の甲子園でベスト16に進出したチームで主将を務めた森田朝陽(あさひ)さんから「自分らしくチームをまとめたらいい」とアドバイスを受けた。

 これまでの主将は、あまり感情を出さず、背中で見せるタイプが多かった。近藤もその「主将像」に合わせるようにしていた。だが、本当は「闘争心をむき出しにして、感情が表に出るタイプ」。森田さんと話してからは、本性を隠さず、自分らしく振る舞うようにした。

 富山大会では準決勝、決勝と苦しい試合が続いたが、気迫がこもったプレーで、チームを引っ張った。

 ようやく戻ってきた大舞台。だが、先発の川尻啓人(同)が初回からつかまる。4点を失い、なおピンチが続く。「深呼吸。切り替えて楽しもう」。近藤はマウンドへ駆け寄り、大きな声で励まし続けた。川尻は三回以降は立ち直り、五回までを無得点に抑えた。

 その力投に応え、打線もつながりをみせた。四回は4長短打で2点を返し、2点差まで追い上げた。だが、守りのミスなども重なり、九回に5点を失い、昨年の借りは返せなかった。

 試合後、近藤は「みんなに甲子園に連れてきてもらったことは誇りに思う」と振り返った。1年の秋からバッテリーを組んだエースの桑名勝(同)は「頼れるキャプテンだった。『ありがとう』と伝えたい」とねぎらった。(敬称略)(井潟克弘)

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