注目右腕の日本文理エース田中、昨夏に続き初戦敗退「悔しい試合に」
(8日、第104回全国高校野球選手権大会1回戦 日本文理0-11海星)
日本文理の田中晴也は昨夏の悔しさを晴らせなかった。最速150キロを誇るプロ注目の右腕。一回、高めの球を3連打されて2失点。その後は威力ある直球と鋭い変化球で押したが、六回に先頭打者に死球を与えて4連打されるなど計7失点で降板した。昨年も背番号1だったが、8失点で初戦敗退。「甲子園での2試合は悔しい試合になった。一緒にやってきた3年生に感謝したい」と話した。
■日本文理・玉木、両足つった後も好打 「新潟とは違う暑さ」
六回の守備。日本文理の玉木聖大(しょうだい)右翼手は右前に転がってきた打球に向かって走り始めた。次の瞬間、両足がつった。捕球はしたが担架で運ばれ、試合は5分間中断。「湿度が高くて、新潟の夏とは違う暑さでした」。それでも、治療後は笑顔でプレーを続けた。八回、先頭で中堅へフェンス直撃の二塁打。この日、チーム最多の3安打を放った。「小さいころから目標にしてきた甲子園。高揚感がありました」