スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

コロナ阻んだ一戦、引退前に「再試合」 「戦いたかった」思いは同じ

2022年8月4日11時03分

朝日新聞DIGITAL

 新型コロナの影響で7月の第104回全国高校野球選手権島根大会を辞退した出雲商と、対戦予定だった邇摩による「再試合」が3日、島根県出雲市の県立浜山公園野球場で開かれた。不戦勝となった邇摩からの呼びかけで実現した。

 出雲商は初戦となる16日の2回戦で邇摩と対戦予定だったが、野球部関係者に感染が広がったため、前日に出場を断念。その思いをおもんぱかった邇摩が今回の試合開催を打診した。出雲商の感染はその後、収まったという。

 試合は「MEMORIAL GAME in HAMAYAMA」と銘打ち、保護者らが観戦しやすいよう夕方に始まった。開始式で、「栄冠は君に輝く」にあわせて両校の校旗などを掲揚した後、県高校野球連盟会長でもある出雲商の水津則義校長が「辞退後、多くの励ましの声をいただいた。邇摩高校から話をいただき、言葉に言い表せないぐらいうれしい思いでした。思い出深い試合になるよう精いっぱい頑張ってください」とあいさつ。県高野連の出雲地区役員や審判部、大社野球部も裏方として協力した。

 出雲商の松本篤士監督は辞退の後、グラウンドで選手を引退させようと県立浜山を予約していたという。「(邇摩からの打診は)まさかと思ったが、すごくありがたかった。心に来るものがありました」。春の県大会で出雲商と邇摩は対戦し、邇摩が14―11で競り勝っている。出雲商で主将を務めた古川蒼太選手(3年)は「夏の島根大会でもやりたい相手だった。(打診は)うれしかった。自分たちのために考えてくれ、感謝しかありません」。

 邇摩の主将を務めた神在(じんざい)健心選手(3年)は島根大会終了後も補習の合間に練習を重ねてきた。「島根大会ではぜひ戦いたい相手だった。勝って上に上がるのがベストだったので不戦勝は残念だった」「全力でぶつかるだけ」と話した。試合は20―3で出雲商が勝った。

 古川選手は試合後、「いろいろな人たちに応援に来て頂いた。本来の夏とは違う形だが、いい思い出になった」と感謝の言葉を述べ、「苦しい経験をしたが、これからは自分たちが苦しい人たちを支えて恩返ししたい」と話した。(小西孝司)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ