県岐阜商、初戦の相手は兵庫の社 高校野球大会第4日
第104回全国高校野球選手権大会(日本高校野球連盟、朝日新聞社主催)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、岐阜代表の県岐阜商の対戦相手は初出場の社(やしろ)(兵庫)に決まった。大会は6日に開幕し、第4日(9日)の第4試合(午後3時30分開始予定)に登場する。
抽選会は、午後4時に本抽選が始まった。伊藤颯希主将(3年)は出場49校中、34番目にくじを引いた。県岐阜商の札は「社」の横へ。伊藤主将はくじを引く前はワクワクしていて全く緊張はなかったという。自分の席に戻って初めて相手校をしっかりと確認した。「舞台の上からニコニコのマネジャーが見えました」
第4日の第4試合については「ゆっくり落ち着いて試合に入ることができる」と前向きに受け止める。「今までやってきた練習に自信を持っている。自分たちの野球をして戦後初の県勢優勝をつかみとりたい」と意気込んだ。
鍛治舎巧監督は地方大会を振り返り「コールド、大逆転、接戦とほぼやり尽くした。あとは積み上げてきたものをいかに具現化するかです」と話した。(東谷晃平)
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県岐阜商・伊藤颯希主将 社は地方大会で7失点と投手力で抑えてきた印象がある。そこにうちの打線をぶつけて、しっかりと連打で、いつも通りやることを徹底したい。圧倒して勝ちたいがそんなわけにもいかないと思う。粘り強く戦いたい。
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県岐阜商・鍛治舎巧監督 社は投手力に加えて機動力もあり、基本がしっかりしている。相手は地元で声援も多い。盛り上がる中で試合をしたい。舞台は整った。チームの状態は非常に良い。よく打つようになったし、投手も5人全員140キロ超える。
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社・後藤剣士朗主将 対戦相手が決まり気持ちが高まってきた。相手校についてはまだ何もないので、これからしっかり考えていければ。兵庫大会を終え、チームは振り返りもできていい状態。目の前の相手に集中し、勝利に近づけるよう全力でプレーしたい。
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社・山本巧監督 どの日程でも自分たちの野球をできるように準備するだけだと思っていた。主将を中心に、局面で的確に状況判断してプレーを連ねていけたことが兵庫大会の結果につながった。ぶれることなく、甲子園でも同じようにやっていきたい。