日本文理の甲子園初戦は長崎・海星と 大会3日目に登場
【新潟】第104回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであった。日本文理は大会第3日の8日、第1試合で海星(長崎)と初戦を戦うことが決まった。
各チームの主将はこの日、くじを引く順番を決める予備抽選を終えると壇上に上がった。幕が下りた舞台の上で抽選会が始まるのを待った。
午後4時ごろ、抽選会の開始とともに幕が上がった。観客席には各チームの選手がずらり。新型コロナウイルスの影響で、全選手が一堂に会するのは3年ぶりだった。日本文理の主将竹野聖智(3年)は「全員の顔が見えた瞬間、初めての感覚で気持ちが高ぶった」と語る。
選手や監督らに見守られながら左手で引いたくじは「8B」。その段階では対戦相手は決まらなかった。「わくわくした気持ちで待っていた」。10チーム後、海星(長崎)の主将が「8A」を引くと、「やってやるんだという気持ちがわき上がった」と話した。(友永翔大)
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日本文理・竹野聖智主将 長崎大会を制した総合力の高いチームで好投手もいる。新潟大会では好投手に打ち勝ったわけではないので、甲子園の舞台では打ち勝つ日本文理の野球を見せたい。一戦必勝、全力でぶつかり、挑戦者の気持ちを忘れず頑張る。
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日本文理・鈴木崇監督 大型の好投手を中心に長崎大会では失点が少ない。過去には同じ練習会場になったこともあるが、練習量の多いチームという印象がある。向かっていく気持ちで調整したい。朝一番の試合なので、朝早くから体が動くような状態を作りたい。
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海星・柿本彩人主将 相手の情報はまだないが、打ってくるチームだと思う。守備からリズムをつくり、自分たちのペースに持ち込みたい。練習にもキレが戻り、雰囲気は長崎大会より良くなっている。対戦日に合わせて体調を整え、モチベーションを高めたい。
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海星・加藤慶二監督 2002年夏の甲子園初戦で対戦した相手。当時は監督に就任して1年ほどで、懐かしく思い返した。移動の疲れもあり、日程的にはちょっと早いと感じた。二枚看板の宮原、向井を軸にノーエラーで守り、ロースコアの試合に持ち込みたい。