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「自分たちは弱い」…つなぐ野球への意識改革 佐久長聖・寺尾主将

2022年7月30日21時00分

朝日新聞DIGITAL

 (30日、高校野球長野大会 佐久長聖7-1東京都市大塩尻)

 目の覚めるような当たりだった。佐久長聖の二回表の先頭打者、主将の寺尾拳聖(3年)が2球目の変化球を引っ張ると、打球は三遊間を抜けた。

 相手好投手を前に、初回を三者凡退に打ち取られた。今大会では珍しく先制される展開。「とにかく塁に出ようと」。漂い始めていた嫌な流れを断ちきりたかった。その後、敵失に乗じ同点のホームを踏み、試合の流れを引き寄せた。

 第1打席にはめっぽう強い。準決勝までの6試合で5打数4安打4打点と「先行逃げ切り」のチームで打線の火付け役を担ってきた。この日の第4打席は試合を決定づける適時二塁打を放ち、拳を挙げた。

 大阪府出身。野球も勉強も頑張れる、と佐久長聖に進学した。だが、甲子園をめざした最終学年はどん底からのスタートだった。春の大会の支部予選は1回戦で公立校に敗退。「勝てるんじゃないかという甘い気持ちがあった」。夏をノーシードで迎えることになり「自分たちは弱い」と逆に気持ちは晴れ晴れした。

 「今のままだとあかん」。食らいつき、つなぐ意識をチームに徹底させようと、副主将の寺川裕也(同)とともに意識改革に着手。全体練習の後の自主練習を増やし、極限までそれぞれを追い込んだ。チームとしても、試合を想定した1打席交代の打撃練習を重ね、集中力を養った。バントの構えからバットを引いて振り抜くバスター打法もつなぐ野球の一環だ。

 決勝では、各打者が追い込まれてからファウルで粘った末に四球や安打で出塁し、東京都市大塩尻が誇る好投手2人を攻略。寺尾も4打数3安打1打点と、4番らしい活躍で勝利に貢献した。藤原弘介監督は「本当に文句の付けようがないキャプテン」とたたえる。

 ノーシードからの優勝に寺尾は「先は見ず、甲子園では一戦必勝で戦う」。チームはまだ強くなる。さらに成長した姿で甲子園に乗り込むつもりだ。(高億翔)

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