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県岐阜商の村瀬、人生初のサヨナラ弾 「大きな忘れもの」取り戻しに

2022年7月28日20時10分

朝日新聞DIGITAL

 28日、高校野球岐阜大会決勝、県岐阜商7―6帝京大可児

 今大会初の延長戦となった決勝の行く末は、8番打者の一振りで決まった。

 「ここで決める」。延長十一回裏、先頭打者となった村瀬海斗捕手(3年)は大きく深呼吸して打席に入った。

 初球、真ん中に入ったカットボールを振り抜くと、右翼へ。「正直、きれるかなと」。だが打球はポールを直撃した。腕を回している審判の姿を見ても、実感がわかない。二塁をすぎたあたりでベンチから飛び出した仲間の姿が見え、ようやく両腕を広げた。

 公式戦初の本塁打は人生初のサヨナラ打にもなった。伊藤颯希主将(3年)に抱きつく時には目に涙が浮かんでいた。

 昨夏王者の看板を背負って挑んだ県岐阜商にとって今大会を象徴するような試合展開だった。

 リードされても、終盤の集中打で追いつき、勝ちを重ねていた。準々決勝は七、八回に8得点で逆転勝ち。3回戦も中盤以降に勝ち越した。

 この試合も先制したものの、直後に追いつかれた。八回には帝京大可児に打者9人の猛攻で4点まで点差を広げられた。だが、チームに焦りはなかった。伊藤主将は「厳しい試合をやってきたからこそ、このチームが得たものがある」。

 この試合も、直後に5連打で一気に4得点。同点に追いつき、延長戦に突入した。

 村瀬捕手自身はこの試合は3安打。だが、前の打席は1球も振らずに三振に倒れていた。だからこそ、どんな球でも打つつもりでいた。鍛治舎巧監督も「気持ちで運んだホームラン」とたたえた。

 チームは昨春の選抜、昨夏の甲子園でいずれも初戦にサヨナラ負け。「大きな忘れものがある」。鍛治舎監督はそう話す。目標は戦後初の県勢優勝だ。打ち勝つ野球で甲子園に乗り込む。(東谷晃平)

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