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「甲子園で会おう」 コロナで出場できない仲間へ…見せたヘッスラ

2022年7月27日06時15分

朝日新聞DIGITAL

 (26日、高校野球岐阜大会準決勝、県岐阜商8―1岐阜第一)

 七回表1死一、二塁、7点差がはるかに遠い。

 コールド負けが目前だ。打席に入った岐阜第一・高橋翼捕手(3年)の脳裏に、昨夏の大会の苦い思い出がよみがえってきた。

 4回戦だった。1点を追う九回2死の場面で高橋選手は打ち上げ、先輩たちの夏を終わらせてしまった。

 今回は同じ結末にしたくない。「後輩がここまでつないでくれた」と心を静めた。狙っていた直球をフルスイング。だが遊撃へのゴロに打ちとられ、併殺に。一塁へ頭から飛び込んだが、試合は終わった。しばらく起き上がれなかった。

 どうしてもつなぎたい理由があった。チームでは複数の選手が新型コロナウイルスに感染した。新型コロナに関連し、この試合では4番小沢侑二郎主将(3年)を含む7選手が離脱した。全体でも20人がそろわず、18人で試合に臨んだ。普段なら約90人の部員でやる全員練習も中止した。

 試合前、配信された動画で試合を見る小沢主将からは「頼むぞ」とLINEでメッセージが届いた。「任せろ、甲子園で会おう」と返事をした。

 1年の秋から背番号2を着け続けてきた。肩には自信がない。田所孝二監督には「お前は他のところで補え」と言われてきた。準々決勝までの4試合で打率は6割を超えていた。

 この日は無安打だったが、投手4人をリードし続けた。本調子ではないエース古川晴翔投手(3年)に対しては「いい球来てるぞ。腕を振ったら打ちとれるぞ」。公式戦初登板で明らかに緊張した様子の高瀬優悟投手(1年)には「俺のミットだけ見てこい」と声をかけた。

 あいつらの分まで自分が引っ張って何としても甲子園で合流したい――。その思いは届かなかった。「自分のフルスイングに悔いはありません。でもやっぱり3年生みんなで野球したかった」(東谷晃平)

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