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1点差のピンチに火が付いた 鶴岡東の矢部君、優勝もたらす好救援

2022年7月26日11時32分

朝日新聞DIGITAL

 (25日、高校野球山形大会決勝、鶴岡東3―2山形中央)

 「ピンチに燃える」救援投手が、対する打者を完全に抑え、甲子園の切符をチームにもたらした。

 鶴岡東の左腕、矢部充稀(みつき)君(3年)は七回表2死二塁の場面で、マウンドに上がった。五回まで好投した先発の小林廉君(3年)が六、七回に打たれ、1点差まで詰め寄られていた。

 「任せたぞ」。交代時に小林君がかけたという言葉は、矢部君の耳には届かなかった。「抑えるしかない」。それほど、目の前の打者に集中していた。

 2球目、1番自信のある内角の直球で勝負した。詰まらせて、三塁ゴロに。思い描いた投球でピンチを切り抜けると、表情を変えずにベンチに戻った。

 劣勢で登板が回ってくることが多い。でも、打者一人一人に全力で向かう方が、先発して長く投げるよりも性に合うという。

 昨夏の準決勝、東海大山形戦に先発し、6失点で降板。体力が持たず、制球が乱れた。「もうこんな負け方したくない」。走り込みをして体力をつけ、制球力を上げた。今春から救援で起用される形が定着し、自信も持てるようになった。

 この日は、大きく曲がるカーブや、手元でのびる最速130キロ台半ばの直球で内角を攻めた。27球で対戦した打者7人全員を退け、追い上げムードの山形中央の勢いを打ち消した。

 最後の打者にも内角に直球を投げ込み、中飛に打ち取った。マウンドに駆け寄る仲間に、普段はあまり感情が表に出ない矢部君にも満面の笑みがこぼれた。

 ただ、この日の投球は「90点」。変化球の制球で課題が見つかったからだ。

 甲子園で登板した時の抱負を問われると、矢部君は迷いなく答えた。「ピンチが来たら、思いっきりやるだけです」(平川仁)

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