星稜、小松大谷との競り合い制す 3投手の継投で勝ち上がり甲子園へ
(25日、高校野球石川大会決勝 星稜4―3小松大谷)
競り合いになった決勝。ここまでマーガード真偉輝キアン、武内涼太ら3投手で勝ち上がってきた星稜は、継投のタイミングを探っていた。
1点リードの七回2死一、二塁。マーガードから武内にスイッチした。2年生右腕は速球主体に攻め、三振に。八回はスクイズを好フィールディングで処理し、九回2死二塁では安打を許したが、左翼手津沢泰成の好返球に救われ、試合は終わった。
「気持ちで抑えました。甲子園の借りは甲子園で返したい」と武内。今春の選抜では準々決勝の国学院久我山(東京)戦に先発したが2失点し、チームも敗れた。星稜は準優勝した2019年以来の夏の大舞台。成長した姿を見せたい。(福角元伸)