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星稜との決勝戦、8年前のようには…小松大谷・吉田君、渾身の走塁

2022年7月25日21時00分

朝日新聞DIGITAL

 最終回、本塁でのクロスプレーで球審が「アウト」を告げると、甲子園への切符をつかんだ選手たちは、マウンドで人さし指を掲げ、歓喜に沸いた。出場した44チームから頂点に立ったのは、昨夏の石川大会で新型コロナで出場を辞退し、涙をのんだ星稜だった。3年ぶり21度目の甲子園出場を決めた。

    ◇

(25日、高校野球石川大会決勝 小松大谷3ー4星稜)

 1点を追う九回1死。小松大谷の4番吉田創登(3年)は、2球目の高めの球を振り、右中間への二塁打を放った。

 「1本で帰ろう」。2死二塁になり、井上蒼太(3年)の打球が左前に飛んだ。必死で走った。信頼する三塁コーチも腕を回している。「セーフになって追いついてやる」と三塁ベースを蹴り、頭から本塁に飛び込んだ。

 2014年、夏の石川大会決勝。星稜が小松大谷に8点差を最終回に逆転した試合を球場で見ていた。小学4年生の吉田が憧れを抱いたのは、大逆転劇を制した星稜ではなく小松大谷だった。

 「自分の手で歴史を変えてみたい」。甲子園常連校ではない、出場回数の少ない小松大谷に魅力を感じた。そして、高校最後の夏。8年前に見た決勝と同じ星稜が相手となった。

 この日の試合も最後まで手に汗握る接戦となった。そして、訪れた絶好の場面。本塁に飛び込み、顔中に土をかぶった。アウトかセーフか、無我夢中で気づいたときは黄色いユニホームの選手たちが、マウンドに集まり喜んでいた。

 「申し訳ない」。悔しさでしばらく立ち上がれなかった。

 8年前と同じ敗戦になってしまったが、チームが一つになって最後まで戦うことができた。この経験はこれからの財産になる。そう信じている。(敬称略)(マハール有仁州)

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