昨夏の初戦敗退「一球の怖さ知った」 中京の2年生、先発で強気投球
24日、高校野球岐阜大会準々決勝、中京13―0池田
中京の菅沢宙投手(2年)は今大会3度目の先発を任され、五回1死まで安打を許さなかった。
中京には大黒柱の瀬戸亮太投手(3年)がいるが、橋本哲也監督は「ストライクが先行し、試合をつくってくれる」と、菅沢投手を先発に送り出した。
130キロ台半ばの直球の制球がよく、タイミングを外すチェンジアップも決まった。「内角をどんどん攻める強気の投球ができた。気持ちの面で大きく成長していると思います」
昨夏はシード校ながら初戦敗退。スタンドで応援した菅沢投手は「一球の怖さを知った」という。同じ左腕の瀬戸投手からスライダーの投げ方などを教えてもらい、今春から先発で起用されるようになった。
準決勝に向け、「任されたイニングをしっかり抑え、先輩たちを甲子園に連れていきたい」と意気込みをみせた。