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「前橋育英の右のエース」の歴史背負った 生方投手、6連覇逃して涙

2022年7月22日14時36分

朝日新聞DIGITAL

 22日、高校野球群馬大会準々決勝、樹徳6―0前橋育英

 試合終了の瞬間、前橋育英のエース・生方碧莞(あい)(3年)は打球が飛んだ方向を次打者席から見つめ、しばらく動けなかった。「みんなで日本一をめざしてきたのに、ここで終わりか」。悔し涙があふれてきた。

 出ばなをくじかれた。一回、無死一塁。相手の2番打者は犠打のそぶりを見せず、安打で好機を広げられた。「どんどん振ってきて、投球のリズムを崩された」。続く3番打者には犠打の構えから、適時打を浴び失点。七回にも4点を失い、降板した。

 ここまで大会5連覇中だった前橋育英。毎年、右のエースがチームを引っ張っていた。生方は優勝した春の大会で背番号1だったが、関東大会での登板は2イニングのみ。「悔しかったし、自分も歴代の先輩みたいなエースになれるのか不安になった」。先輩たちに近づくには、練習しかなかった。

 6月下旬。県内では気温40度に近づく暑さが続く中、毎日グラウンドで300メートルダッシュを繰り返した。下半身を鍛えて制球力をつけ、夏こそは前橋育英のエースとしてマウンドを守り切るために。

 降板後、八回に右翼の守備に就く時はベンチから一番に向かった。「マウンドにいなくても、背番号1の自分が引っ張ろうと意識していた」。最後までエースらしい行動を貫いた。

 生方は試合後、涙が止まらなかった。「制球も球速も春より良くなった姿を見せることができた夏だった。仲間と日本一を達成できなかったことだけ、悔いが残る」(吉村駿)

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