女子高校野球の全国大会開幕 最多49チーム参加、決勝は甲子園で
第26回全国高校女子硬式野球選手権大会(兵庫県丹波市、全国高校女子硬式野球連盟主催、朝日新聞社など特別後援)は22日、丹波市のつかさグループいちじま球場とブルーベリースタジアム丹波で開幕した。
30日の準決勝までを丹波市で行い、決勝(8月2日)は昨夏に続いて兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される。
今大会には前回より9多い、過去最多49チームが参加。甲子園、そして頂点をめざし、熱戦を繰り広げる。
開会式はつかさグループいちじま球場の第1、第2試合に登場する4チームと、前回優勝した神戸弘陵(兵庫)の主将らで行った。
日南学園(宮崎)の三輪夏恋(かれん)主将(3年)が選手宣誓し、「世界中が新型コロナウイルスや戦争の影響で大変ななか、ここで野球ができる喜びと感謝の思いを胸に、最後まで一投一打に思いを込め、全力でプレーすることを誓います」などと語った。
同球場の開幕カードでは、2014年の優勝校で、昨夏8強の福知山成美(京都)が8―0(5回コールド)で連合チームの全国高校連合丹波(兵庫)を破った。
初めて甲子園球場で決勝が行われた前回大会は、神戸弘陵が4―0で高知中央を破り、5年ぶり2度目の優勝を果たした。
07年の埼玉栄以来となる2連覇がかかる神戸弘陵は、25日の2回戦でクラーク記念国際仙台(宮城)―啓明学館(愛知)の勝者と初戦を戦う。
今春の第23回選抜大会決勝で神戸弘陵を破って初優勝した福井工大福井は、26日の2回戦に登場し、駒沢学園女子(東京)―秀岳館(熊本)の勝者と対戦する。(佐藤祐生)