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父と同じ古豪で挑んだ夏 二度の好捕で見せた成長

2022年7月21日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 20日、高校野球長野大会4回戦、長野商1―11上田西(6回コールド)

 春夏計11回の甲子園出場を誇る古豪・長野商は上田西を相手に、序盤から劣勢に立たされていた。

 5点目を奪われた二回裏2死一塁、相手4番の飛球に中堅手の中曽根大拓(おおひろ)(3年)が飛びついて好捕。攻撃の流れを断ち切った。笑顔でベンチに戻ると仲間たちがたたえた。その様子を同校コーチでもある父・剛さん(52)がスタンドから眺めていた。

 PL学園(大阪)が甲子園春夏連覇を果たした1987年、剛さんは長野商のアンダースローの技巧派エースとして長野大会に出場。打ち込まれ3回戦で大敗した。その悔しさを今も覚えている。

 剛さんは、幼い中曽根を連れて長野商の試合に通った。小学2年のころ「何度も『野球がやりたい』と言ってくる姿を見て、本気だと思った」。小学校の放課後、公園で父子で練習することが生きがいになった。

 中曽根は「父が連れていってくれて、野球が面白そうだと思った」。幼い頃から見ていた長野商は自然と第1志望に。剛さんにとってもうれしかった。自分の夢を託すように、息子に長野商から甲子園へ行って欲しいと願っていたからだ。

 中曽根は入学後に外野手に転向。当初は「肩が弱くて、打球判断も苦手だった」。自信を無くした時、剛さんから「お前がチームを引っ張るんだよ」と言われた。中曽根は「あれで自覚が芽生えた」。猛練習で守備の難点を克服した。

 この日の試合では、苦手だった守備で2度のダイビングキャッチを決め、練習の成果を見せた。打っても第1打席で痛烈な安打を放った。試合には負けたが、父には成長した姿を見せられた。

 「父のおかげで野球に出会えた。帰ったら感謝を伝えます」。これからもレベルの高い舞台で、野球を続けたいと思っている。(高億翔)

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