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よう頑張った、その一言で涙あふれた 明桜エース野中「やりきった」

2022年7月19日22時00分

朝日新聞DIGITAL

 (19日、高校野球秋田大会準決勝、明桜4―6秋田南)

 6年連続の決勝進出はかなわなかった。試合後のグラウンド。明桜の輿石重弘監督が、エース野中天翔君(3年)に声をかけた。「よう頑張った」。それを聞いた背番号1は、大きな背中を震わせて泣いた。

 野中君は和歌山県出身。中学3年で左ひじをケガして、ほぼ決まっていた関西の強豪校への進学がダメになった。「そんな時に明桜が声をかけてくれて、本当にうれしかった」

 一つ上の学年には、ドラフト1位で指名された風間球打投手がいた。ブルペンで並んで投げていても、「ボールの音がゴーって。風間さんはえぐかった」

 下半身を強化する方法など、いろいろ教わった。「プロになりたいんです。どうすれば良いですか」。風間投手には常時、140キロを出せと言われた。

 昨秋のドラフト会議は寮の食堂で見た。「来年は俺も」。この冬、体重を10キロ増やし、球速も140キロ台後半が出るようになった。「今年もエースが明桜を甲子園に連れて行く」

 この日、先発した野中君は、初回にミスもあって失点。「調子は悪くなかったけど、気づけば4点も取られていた」。同点に追いついた後の四回にも得点を許し、マウンドを降りた。

 甲子園には届かなかったが、石田恋主将(3年)らと確かな実力を見せて勝ち上がった最後の夏。輿石監督は試合後、「私が明桜に来てから、一番強いチームだった」と言った。

 報道陣に囲まれたエースに涙はなかった。輿石監督は「野中の良さは、くよくよせずに切り替えられること。投手として大きな武器になる」と評する。高校卒業後の進路を問われた野中君は「プロ一本で勝負したい」と力強く話した。風間投手には、「自分の実力で負けました。でも、やりきれました」と伝えるつもりだ。(北上田剛)

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