八回に4得点、雨でびっしょりの逆転劇 前橋東の監督も「しびれた」
19日、高校野球群馬大会3回戦、前橋東5―3伊勢崎清明
試合が動いたのは後半。六回に伊勢崎清明が本塁打で1点勝ち越したのち、八回に前橋東が4点を挙げて追い越し、引き離した。
四球と安打でつなぎ、1死一、二塁。石田風悟(3年)の適時打で同点に追いつくと、続く町田遥翔(同)の打球が相手のエラーなどを誘い、2点を追加。その後も走者満塁で死球を受け、押し出しで1点を挙げた。
試合が終わると、選手たちは跳びはねて喜び合った。小暮直哉監督は「緊張感を楽しむことができた。元々簡単に終わらない子たちだが、ベンチにいながらしびれる攻撃だった」と振り返った。
勝ち越しに貢献した町田は「すごく緊張したけれど、監督から『リラックスしていけ』と伝令をもらって自信を持って打てた」と雨にびっしょりぬれた顔に笑みを浮かばせた。「次の相手は健大高崎。意識を高めて勝ちにこだわっていきたい」と意気込んだ。(川村さくら)