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背番号1の孤独「重圧に立ち向かわないと」 大館鳳鳴の木村投手

2022年7月18日05時50分

朝日新聞DIGITAL

 (17日、高校野球秋田大会準々決勝、大館鳳鳴0―1秋田南)

 昨夏準優勝の秋田南との息詰まる投手戦。大館鳳鳴のベンチでは、初回から女子マネジャーが、両手を合わせて祈っていた。

 雨のマウンドでは、エースの木村拳士君(3年)が、ピンチにも表情を変えず、淡々と投げ続けた。

 2年生だった昨夏も背番号1を背負った。先発した3回戦の横手戦は被安打2に抑えたが、0―1で負けた。試合後、先輩に「俺たちが打てなかったから負けた。ナイスピッチだった」と声をかけられて泣いた。

 新チームになってからは苦しいマウンドが続いた。

 昨年から活躍したことで、得意のチェンジアップを各校に対策された。

 「みんなの期待より上にいかないといけない、と焦っていた。周りに注目され、その重圧にも立ち向かわないといけない」。背番号1は孤独だ、と思った。

 この春は制球が乱れ、調子が上がらなかった。「もう一度、追い込まないと夏に間に合わない」。下半身を安定させるため、走り込みを重ねてきた。

 最後の夏は、この日まで2試合を完投し、毎回三振を奪って勝ち上がった。

 この試合も1人で109球を投げきった。八回に1点を失って迎えた最終回の攻撃。ベンチ前では仲間が「まだいける、絶対に勝つぞ」と大声を上げていた。

 1年前と同じ、0―1で負けた。被安打3。「もっと(上に)いけたな、というのが率直な感想」。報道陣に短く言葉をつないだ。

 試合後のベンチ裏。2年生で4番を打った捕手の佐藤陸君が泣き崩れていた。代わる代わる3年生が肩に手を回し、声をかけた。

 「下級生で重圧がかかる役割。去年の自分を見ているようだった」。そう話していた背番号1は、バッテリーを組んだ後輩に「次の夏がある。しっかりと切り替えて頑張れ」と伝えた。(北上田剛)

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