沖縄尚学破った興南、集中打のち手堅く継投 出場辞退乗り越えた先に
第104回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟)の49代表を決める地方大会は17日、全国のトップを切って沖縄の決勝が沖縄セルラースタジアム那覇であり、興南が沖縄尚学を7―1で下して4年ぶり13回目となる夏の甲子園出場を決めた。
興南は三回、集中打で5点を奪って主導権を握ると、2投手の継投で1失点に抑え、3大会連続(中止の第102回は除く)で代表の座を狙った沖縄尚学を退けた。
興南は2010年に沖縄勢として初めて甲子園の春夏連覇を遂げた強豪。新型コロナウイルス感染の影響で今春の県大会を辞退するなど実戦不足の苦しい状況を乗り越え、本土復帰50年の年に甲子園切符をつかんだ。禰覇(ねは)盛太郎主将は「(春の出場辞退で)不安はあったが、どこよりも早く夏に向けてスタートできると考えた」と話した。
順調に進めば今月31日の西東京で49代表が出そろう。8月3日に組み合わせ抽選会があり、全国選手権大会は同6日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。