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春の東海王者・浜松開誠館が初戦敗退 もがいた主将、投打で爪痕残す

2022年7月17日16時34分

朝日新聞DIGITAL

 (17日、高校野球静岡大会 聖隷クリストファー10-5浜松開誠館)

 春の東海大会優勝校、第1シード、夏の初戦……。

 先頭打者として左前打で出塁した浜松開誠館の静内龍之介主将(3年)は、選手たちが硬くなっていると感じた。初回1死一、三塁の好機に、4番の斎藤健介選手(3年)が併殺に倒れると、駆け寄って肩をポンとたたいた。「力を抜いていこう、なんて言わなくても、伝わるから」

 だが、試合は思うように進まない。4点先行を許すと、三回からは静内主将がマウンドに上がった。「何としても流れを変える」。力のこもった投球で三回と四回を無失点に抑えると、五回には硬さが取れた。打線がつながり、同点に追いついた。

 「行ける」と思った矢先の六回、連打を浴びてマウンドを降り、再び外野に戻った。八回のピンチでは、中前打を捕球すると素早くバックホームして二塁走者を刺す。5点を追う九回2死の打席では、この日4安打目を放った。

 「キャプテンとして、どんな時でもあきらめない姿を見せるのが役目。でも、初回からの嫌な流れを変えられなかった。悔しい」

 「自分にとって、一番気が合う仲間たち」との3年間は、突然、幕を閉じた。でも、野球人生はまだまだ続く。「もっと高いところで。できればプロに行きたい」

 一方、第1シードを破ったのは、昨秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファーだ。春は地区大会の初戦で敗れ、ノーシードでの大会となった。この日は下位打線もつながり、13安打10点の猛攻。六回にマウンドに上がった山内玄基(1年)が好投する収穫もあった。「今度こそ甲子園」に向け、大きな金星となった。(大平要)

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