スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

静かなエース、闘志露わに 米沢工・佐藤文哉選手

2022年7月17日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 16日、高校野球山形大会3回戦、鶴岡東2―1米沢工

 米沢工の左腕、佐藤文哉君(3年)は、感情を表に出さない。「いつも強い気持ちで投げています」と話すが、ピンチでも表情を変えず、淡々と投げる。そのエースが八回裏、静かな闘志をはた目にもあらわにした。

 1―2で、米沢工は1点ビハインド。失点が許せる場面ではなかった。先頭打者の中川颯太君(3年)に投げ込んだ直球は、この日最速の125キロ。2種類のカーブを使って空振り三振に打ち取った。次打者も空を切らせて三振にしとめた。その直後、安打と盗塁を許すも、相手の4番、大類琉晟(りゅうせい)君(3年)を7球目のチェンジアップで見逃し三振に。この回のアウトをすべて三振でとると、静かなエースはマウンド上でほえた。

 185センチの長身から、大きく曲がるカーブと、手元で軌道を変える2種類のカーブを投げ分け、三振を取れるのが強み。1回戦の米沢中央戦では9回18奪三振。15日は雨天ノーゲームとなってしまったが、同じ新庄東を相手に六回途中までで10三振を奪った。

 だが、16日の新庄東打線は「しっかり佐藤君の投球に対応してきた」(米沢工の佐藤忠博監督)。2番手右腕の佐竹慶次朗君(3年)が投げた六回裏の1回を除き、七回裏終了までの6回で5三振。15日に114球を投げ、疲れで肩は重かった。

 それでも「全員三振にして、次の攻撃につなげる」。自然と力が入った。勢いに乗ったチームは九回表、二死満塁まで迫ったが無得点。あと1本が出なかった。

 野球は続けず、これからは就職の準備を進めるという。「良い投球もでき、最後の攻撃で米工の粘り強さも見せられた。満足です」。淡々ななかにも、少し笑顔がみえた。(平川仁)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ