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秋田北鷹の相馬主将「やっとチームが一つに」 試合中も笑顔

2022年7月17日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 (16日、高校野球秋田大会準々決勝、明桜13―0秋田北鷹)

 苦悩してきた主将は大差の試合中も笑顔だった。

 明桜に0―8とリードされた三回。秋田北鷹はエースの相馬大地主将(3年)がマウンドに上がった。春に痛めた腰は完治せず、この日も痛み止めを飲み、コルセットを巻いていた。

 昨夏の8強をかけた試合は、7―1から大曲工に逆転され、7―11で負けた。2年生で先発した相馬君は途中で降板。「追い上げられて浮足立ってしまった」。劣勢のベンチで泣いていると、先輩に「まだ終わってねーぞ」と怒られた。

 絶対にこの悔しさを忘れない。スコアボードに刻まれた「7―11」の写真をスマホの待ち受けにした。

 去年の主力が残ったはずなのに、新チームでは結果が出なかった。まとまりがあった先輩たちと違い、全員に勝とうという気持ちがない、と感じていた。

 「主将は嫌われ役。嫌われてもいいと思って、ガミガミ言ってきた」

 でも本当は苦しかった。

 昨年12月。練習で声が出ないチームに「お客さん状態なのはおかしいだろ」。部室で同級生にそう話しながら、感情をこらえきれずに泣いてしまった。一つ上の先輩に「チームをまとめられない」と相談したら、ラーメン屋に連れて行ってくれた。一緒に野球していたときの馬鹿話で笑わせてくれて、楽になった。

 このままではいけないと、みんなでミーティングを重ねてきた最後の夏。

 この日、昨夏優勝の明桜に大差をつけられても、ベンチで仲間が「まだ終わってないぜ」と叫んでいた。

 「最後の夏はやり切ろうぜと言ってきて、やっとチームが一つになれた」

 五回の相手の攻撃を0点に抑えると、「意地を見せられた」とマウンドでガッツポーズで喜んだ。

 この夏、延長十二回の試合があった。シード校にもコールドで勝った。腰痛で満足に投げられなかったけど、チームは3回勝って8強に勝ち残った。「負けて悔しいけど、ベスト8になってみんなに恩返しができた」。報道陣に囲まれて、すがすがしい顔で話した。(北上田剛)

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