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非力だった1番打者、タフに成長 須坂創成・宮尾君が恩返しの2得点

2022年7月16日16時51分

朝日新聞DIGITAL

 (16日、高校野球長野大会3回戦、須坂創成3―14篠ノ井)

 須坂創成の宮尾晃涼(こうすけ)(3年)は、狙い球が外れても冷静だった。

 先頭打者で迎えた三回表、「体が開かないように」、落ち着いて変化球を痛烈にセンター返し。二盗も決め、その後、2点目のホームを踏んだ。リードオフマンとして存在感を示した。

 かつては打撃が苦手だった。それがウソのようなバッティング。塚田和弘監督は「とにかく真面目。指摘したことを考えて、すぐ直そうと努力できる」と精神面の成長に一目置く。

 苦しい時期はあった。2年の冬まで打撃は「手探り状態」。非力で、タイミングの取り方も分からなかった。下半身の使い方もしっくりこない。「打球が前に飛ばなくて……」。納得できる当たりを出せないことが悔しかった。

 2年の冬ごろからパワーをつけようと、両親に頼んで、ジム通いして肉体を追い込んだ。栄養学の本を読み、アスリートに必要な食事法を実践。白米を大量に食べ、筋トレの合間には鶏むね肉やプロテインを摂取する「食トレ」を採り入れた。体重は入学時よりも10キロ超増え、70キロ近くに。家に戻ってからはバットを振り続けた。

 精神的につらい時期もあった。2年のころ、クラスの人間関係が嫌になり、学校に行きたくなかった。表には出さないが、常に不満を抱えていた。そんな時、相談した家族や先生たちが「気持ちをコントロールできるように」と支えてくれた。

 自分1人でここまで成長できたとは思わない。この日、恩返しをしようと打席に立った。1打席目は四球で出塁し、先制のホームイン。2打席目も含めると計2得点。敗れたが、1年前には想像できなかった結果を残せた。

 「3年間は自分の財産。両親、監督、コーチのおかげで乗り越えられた」。試合後、目を赤くして話した。(高億翔)

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