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自信なかった主将に応援コメント ツイッター投稿動画…母も見てた

2022年7月12日17時43分

朝日新聞DIGITAL

 12日、高校野球群馬大会1回戦、常磐12―0松井田

 松井田は一回からピンチを背負い、アウトが取れずに2失点した。なおも、無死二塁。相手の4番打者を迎えた。

 3球目。遊撃手の飯塚恵介主将(3年)のところに、鋭いゴロが飛んできた。ひざをついて捕球し、迷わず三塁へ送球。二塁走者を封殺した。

 「難しい打球だったが、刺せる自信はあった」。欲しかった最初のアウトを取った。

 自信をつかんだきっかけは、SNSだった。

 松井田では、毎日の練習や練習試合の様子をツイッターやインスタグラムで発信している。庄司治人監督(30)が選手の動画や写真を撮り、練習終わりに投稿する。「頑張っている選手たちを多くの人に見てほしい」と2年前に始めた取り組みだ。

 飯塚は最初、動画を撮られるのが恥ずかしかった。「少し嫌だった」。自分のプレーに自信がなかったからだ。

 でも、ある日帰り道の電車。ツイッターに投稿された自分たちの動画を見ると、こんな書き込みがあった。

 「応援しています!」「自信を持って欲しい」

 動画を見た見ず知らずの人から、応援のコメントが寄せられていた。

 中には「ナイスバッチ!(ナイスバッティング)」とプレーを褒めてくれるものもあった。

 「自分たちは応援されるチームなんだと思った。うれしかった」

 もっと応援されたくなった。そのためには、一生懸命練習を重ねるしかないと思った。

 大会1週間前の夜には母からも、「ツイッターで練習の様子を見ているよ。夏の大会も自信を持って頑張れ」と言われた。いつの間にか、恥ずかしさは自信へと変わっていた。

 チームは五回コールド負け。それでも飯塚は三回に安打を、高校から野球を始めた永井瑛大(1年)も二回に二塁打を放った。いずれも思いきったフルスイング。点差が開いても、「追いつくぞ」という気持ちが見えた。

 飯塚は言った。

 「練習でやってきたことは出せた。後輩たちにはこの結果を忘れず、次は『1勝』をつかんでほしい」

 その表情は、すがすがしかった。(吉村駿)

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