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3度目の挑戦 新庄北の代打山科侑暉君

2022年7月10日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 9日、高校野球山形大会2回戦、新庄北5―12日大山形(7回コールド)

 七回表、1点を返し、なお7点を追う新庄北。2死満塁の好機で打席に立ったのは、三回から代打で出場した山科侑暉君(3年)。

 相手は、昨夏の甲子園でも投げた日大山形の主戦、大類興雅君(3年)。しかし、山科君は自信があった。「絶対打つ」。この瞬間のために練習を重ねた。

 両校は、昨夏の山形大会、今春の県大会でも対戦した因縁の関係。新庄北はいずれも、1―11でコールド負けしていた。「日大山形にリベンジ」。それがチームの目標になった。

 通常より近い位置から投げさせたり、投球マシンを使ったりした打撃練習で、相手投手陣の速球や変化球をまね、目を慣らした。

 山科君は昨夏、春の同校戦に出場できなかった。変化球がうまく打ち返せなかったからだ。悔しかった。今夏、思い切って、追い込まれるまで変化球は振らないと決めた。得意の直球に狙いを定め、練習を重ねた。

 今夏の抽選会で、またも日大山形が相手となった。しかも、初戦。「うれしかった」と山科君は振り返る。「他校との対戦で疲れず、全力で戦えるから」。

 七回表、大類君の3球目は待っていた直球。振り抜いた。速い打球は、飛びつく三塁手を横目に抜けて、安打に。その間に2走者が生還、5点差に迫った。思い描いたとおりだった。

 その後2点返され、7点差のコールド負け。しかし山科君は、2安打4打点。チームは、日大山形の主戦から8安打、5点をもぎ取った。

 「三度目の正直」は実現しなかったが、「自分としても、チームとしても成長できた」。でも、頑張ってきたからこそ、負けたのが悔しい。涙があふれた。(平川仁)

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