スポブルアプリをダウンロードしよう

  • Sportsbull Android App
  • Sportsbull iOs App

すべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!

QRコードを読み込んでダウンロード

Sportsbull QRCode

高校3年から野球部入部 誘ってくれたエースを、今度は自分が救う番

2022年7月9日21時30分

朝日新聞DIGITAL

 9日、高校野球群馬大会1回戦、高崎商10―0榛名(五回コールド)

 5年ぶりに単独出場を果たした榛名。三回、エース本多優羽(3年)が本塁打を浴びた。二塁手の田口貴久(3年)は、真っ先にマウンドへ向かった。

 「しっかり守るから。切り替えていこうな」。本多は小さくうなずいた。

 実は田口、今年4月下旬に入部したばかりだ。

 小学生のころは野球チームに所属していたが、中学で人間関係に悩み、3年間ほとんど登校できなかった。「野球どころじゃなくなってしまって。『まずは学校に行かないと』という重圧があった」

 高校に入っても、休みがちになった時期があった。でも、大好きな野球のことは気になった。

 放課後にこっそり、野球部の練習を見ることもあった。そんな田口を見ていたのが、本多だった。

 「野球部入れよ」

 田口は思いきって入部した。みんなが自分の一投一打を喜んでくれた。自然と学校生活も楽しくなった。

 だからこそ、マウンドで苦しむ本多を自分が救いたかった。多彩な変化球があるのに、この日はカーブばかりの投球。「投球から緊張が伝わってきた。自分の声で緊張をほぐしてやりたくて」。ベンチでも声をかけ続けた。

 試合は五回コールド負け。でも、大勢の観客の前で全力プレーを貫けて、大きな声で仲間を後押しできた。人生で一番楽しい時間だった。だからこそ思う。

 「もっと早く野球部に入っておけば良かった。こんなに楽しいのに、3カ月じゃ足りない」(吉村駿)

関連記事

アクセスランキング

注目の動画

一覧へ