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高校野球長崎大会の見どころは? 実力伯仲 好カードも

2022年7月7日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 各校の実力が伯仲する今大会。勝敗を予想するのは難しい。その分、初戦から好カードが相次ぎ、見る者を楽しませてくれそうだ。夏の甲子園切符を手にするのはどのチームか。各ブロックの見どころや選手について、県高校野球連盟の役員らに語ってもらった。(構成・三沢敦)

 ――組み合わせの印象は

 黒江 シード校を中心に混戦模様だ。県内の3主要大会(秋、春、NHK杯)のうち二つで海星が優勝。半歩リードかなと思うが、例年以上にどのチームが勝ってもおかしくない。

 古賀 1回戦から好カードが多い。勝ち上がりそうなチームがシード以外にもあり、なかなか面白い。

 藤本 コロナの制限も緩和され、練習も十分にできるようになった。どのチームも夏に向けて調子を上げてきている。注目すべきポイントは打力だ。今年は好投手が多く、バッテリーを中心に守備面はどのチームも安定している。打つチームが勝ち抜くのではないか。

 米田 混戦の中でいかに本来の力を発揮できるか。初戦でどう勢いをつかむかが鍵になるだろう。コロナ対策はもちろん、夏は暑さに勝てないと進めない。選手の健康管理も大事だ。

 ■Aブロック

 古賀 海星が投手もそろい、打線も1番から9番まで切れ目がない。実力では断然優位だ。長崎南山や小浜、鹿町工が海星を脅かす存在になれるか。諫早も投打にまとまりがある。

 藤本 長崎南山はエース松田が投打の軸。しっかり投げて打ってくれればシードの力を発揮するだろう。長崎東は3大会を接戦で落とす悔しさを味わった。主将の高田はリーダーシップもある。夏にかける思いは強いはずだ。五島もエース松田が良い。人数は少ないが粘り強く戦ってほしい。

 黒江 鹿町工も投打のバランスが良い。NHK杯の地区予選では大崎に僅差(きんさ)で負けたが、地力はある。勝ち上がってくれば長崎南山も足をすくわれかねない。五島―川棚戦、小浜―長崎東戦も注目カードだ。

 米田 長崎南山は1戦目、2戦目で難敵と当たりそうで大変ではとの印象を受ける。猶興館は連合チームでの出場が続いたが、新1年生の加入で単独チームになった。NHK杯でも良い戦いをしている。ぜひ健闘してほしい。

 ■Bブロック

 川端 今年の長崎商は打のチーム。打撃力にどれだけ磨きがかかるかが見どころの一つだ。

 古賀 課題は投手力。なんとか継投でしのいでいるが、ちょっと心もとない。西口監督は足をからめた攻撃が得意。打撃に加え、投手陣が安定してくればさらに強くなる。大崎と対戦して、昨夏の決勝の再現となれば面白い。九回2死から同点に追いつかれ、延長の末に敗れた大崎は「打倒長商」に燃えるはずだ。

 米田 大崎はエース勝本をNHK杯のメンバーに入れなかった。十分に体調を整え、夏を迎えるに違いない。攻撃も田栗ら好打者をそろえている。長崎商は沢山ら甲子園経験組の3人が引っ張っているが、やっぱり軸になる投手が欲しい。長崎西も力がある。

 藤本 長崎西と長崎商はライバル関係だ。NHK杯では地区予選で長崎西が勝ち、県大会では長崎商が借りを返した。春は長崎商が勝っている。4度目の対戦は意地と意地のぶつかりあい、どちらが勝ってもおかしくない。長崎総大付は3大会では思うように勝てなかったが、シードほどの実力がある。投手の六倉、吉野は140キロ近い球を投げる。台風の目になるかも知れない。

 ■Cブロック

 川端 やっぱり諫早農が順当に勝ち進むのでは。

 古賀 諫早農のエース浜崎は打たれない。変化球も間合いも実にうまい。NHK杯で対戦した海星さえも九回2死まで無失点に抑え込んだ。サヨナラ本塁打が出なければどう転んだか分からない。3大会すべてで4強入りし安定感は抜群。投手が浜崎だけなのが課題で、救援投手が他にいれば万全だろう。大村工はコロナ禍で大幅にメンバーを入れ替えた影響もあり、NHK杯では力を発揮できなかった。夏にかける思いは強いはずだ。

 黒江 諫早農はシード校の中で投手1人で頑張っているチーム。ただ今夏は2番手、3番手がいなくても余裕のある日程が組まれている。浜崎には追い風だ。長崎北にも木下という好投手がいる。九州文化学園も創成館も力がある。どんな戦いが繰り広げられるか。

 米田 NHK杯地区予選で諫早農に敗れた創成館がどんな対策を練ってくるのか見ものだ。九州文化学園はプロ出身の香田監督が就任して最初の夏。どんな采配をするのか興味深い。壱岐も離島校の中では力がある。

 藤本 壱岐と対馬の離島対決に注目したい。連合から単独になった五島海陽、長崎鶴洋の活躍にも期待したい。

 ■Dブロック

 川端 ここはシード2校、波佐見と長崎日大が出てくるだろう。

 古賀 波佐見はエースの渡辺が落ち着いてしっかり投げさえすれば勝ち上がるだろう。片渕や赤木ら速球派投手も控え、打撃もパワフルだ。長崎日大は右腕種村と左腕川副の2人。白川、河村ら打線も良く、投打にまとまりがある。NHK杯では川副が長崎西に打たれて敗れたが、投手がしっかりと試合をつくり、打撃に専念できるようになると流れに乗るだろう。島原工や清峰も力をつけている。

 藤本 長崎明誠は昨秋8強入りして自信をつけたはずだ。強豪相手に存分に戦ってほしい。長崎北陽台はエース山口が緩急を付けた投球で要所を抑え、波に乗りたい。瓊浦も守備が安定してきた。3年生が少ないが、木場を筆頭に意地をみせてほしい。

 ――今大会への思いは

 藤本 様々な制限がなくり、コロナ前に戻りつつあるのかなと感じる。ぜひ多くの人に観戦してほしい。生徒たちは観衆に見守られてプレーする幸せを感じるはずだ。そのことで緊張したり、実力以上の力を発揮したり、いろんなドラマが生まれると思う。

 黒江 選手権大会が中止された一昨年は県独自大会を、再開した昨年は様々な制限を設けて大会を開催した。「やれるだけのことをやろう」との思いだった。今の3年生は全チームが出場する開会式を経験したことがない。今年こそは絶対にやろうと、通常開催に踏み切った。卒業後、みんなでグラウンドを踏みしめた入場行進を思い返し、「ああ野球をやってきて良かったな」と感じてもらえたら。たくさんの人に来てもらい、生徒たちが思い出をつくってくれたらと、願っている。

 ■座談会出席のみなさん

県野球審判協会長 川端勲さん

県高野連理事長  黒江英樹さん

県高野連副理事長

  (長崎地区) 藤本利治さん

  (中地区)  古賀仁さん

  (佐世保地区)米田一夫さん

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