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「育成も功労もピンと来ない」 あえて大会に出なかった元野球部監督

2022年7月4日12時21分

朝日新聞DIGITAL

 高校野球の発展や選手の育成に尽くした指導者を、日本高校野球連盟と朝日新聞社が表彰する「育成功労賞」に、中村などの監督を歴任し、高知県高野連会長を務めた田頭克文さん(63)が選ばれた。赴任した学校の実情に合わせた指導法などが評価された。

 田頭さんは「育成も功労もピンと来ない。育てたというより、助けられた」と話す。中村が1977年春の選抜に初出場し、準優勝した時の主将。筑波大に進学し保健体育の教師になった。

 最初に監督を務めた清水では、少人数ながら選手個々の個性にあわせた野球に取り組み、高知大会で4強に進出した。次は開校したばかりの岡豊高に赴任。10年間監督を務め、91年から2年連続で秋季四国大会に進んだが、選抜出場には届かなかった。

 岡豊では生徒に「常に『なぜ』を考えろ」と指導。目的に合った方法を考えるのが大事で、点を取るのが目的ならば「今はバントなのかどうか」、点をやらないのが目的なら「守備位置なり配球なりを考えなければならない」と指導した。

 次の中村では、自ら考える野球を指導。「数学の先生を攻略できなければ、相手の投手も攻略できない。どちらも点を取れなきゃ、勝てない」という。最後に校長と監督を兼務した高岡では、放課後に野球ができれば十分という生徒の求めに合わせ、大会に参加しないようになった。「卒業後に何らかの形で野球をやってくれたらうれしい」と話す。

 県高野連では副会長、会長も務めた。高校野球への恩返しを胸に、それぞれの年代、役職に応じてできることをやるスタンスだったという。

 球児へのメッセージを尋ねると、「高校時代に野球に捧げた情熱を、一生を支える幹として根として持ち続けてほしい」。充実した高校時代を送ってほしいとの願いが込められている。(鈴木芳美)

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