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投げられなくなった絶対的エース ビデオ分析で後輩投手を助ける

2022年7月3日14時30分

朝日新聞DIGITAL

 3日、高校野球南北海道大会札幌地区Cブロック2回戦、東海大札幌9―1大麻(7回コールド)

 大麻の秋山颯太投手(3年)は昨秋、練習試合で利き腕に電撃が走った。右腕靱帯(じんたい)を損傷した。全治2カ月の診断。だが、投げられるようにはならなかった。

 絶対的エースだった。また投げられる時が来ると信じてポール間ダッシュや1時間マラソンなど走り込む毎日。少しずつ、裏方の仕事も始めた。

 春から背番号1を背負う八木沢陽投手(2年)には、投手としての心構えを伝え続けた。「強い意志と自信を持て。そのためにも、普段の生活態度を見直せ」。あいさつが形だけであれば「相手の目を見て、はきはきとしゃべれ」。

 相手校のビデオ分析に力を入れてきた。東海大札幌は「打線は緩急に弱く、内角と直球を狙ってくる。投手は初球が甘い傾向がある」。

 四回表、八木沢投手にとって4番打者と2度目の対決。「何も覚えていない」という一回の最初の勝負は、三遊間をきれいに抜かれた。八木沢投手は秋山選手の分析を思い起こした。「緩急だ」。変化球を続けた後に投じた全力の直球を詰まらせて、遊飛に打ち取った。

 秋山投手はこれで野球はやめるつもりだ。「3年間でたくさんの人に出会え、一番信頼できる後輩もできた。野球をやってよかった」。隣の八木沢投手は「自分の中で理想のエースは秋山さん」。「どこがすごいの」と記者に問われ、「怖い顔、ですかね」。2人の投手は顔を見合わせて笑った。(石垣明真)

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