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初の継続試合、公立勢の躍動…ノーシードの「逆襲」で閉幕の長野大会

2022年8月1日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 第104回全国高校野球選手権長野大会(朝日新聞社、県高野連主催)は佐久長聖の4年ぶり9回目の優勝で7月30日、閉幕した。昨年に続きコロナ禍での開催となった今夏。歓喜に沸き、涙をのんだ選手たちの活躍や好ゲームなど、大会を振り返る。

 今大会では、主催者がまとめた地方大会用の感染予防ガイドラインに基づき、昨夏より制限を緩和。感染が疑われたり、感染が判明したりした時などの選手登録変更は当日まで認められた。ブラスバンドの応援も復活。悪天候などで試合中断となった場合、翌日以降にその時点から続きを行う「継続試合」も長野大会で初めて導入された。

 大会序盤の注目カードは昨夏王者の松商学園と、同準優勝の長野日大が初戦で相まみえたことだ。長野日大は先発した大屋快(3年)が好投。一方、松商学園は立ち上がりに先発投手が小技で揺さぶられ、代わったばかりの2番手もケガで降板、一回途中で背番号1の栗原英豊(同)が緊急登板するなど想定外の事態が続いた。さらに雨が強まり、五回裏終了で長野大会で初の継続試合が適用された。試合は長野日大が雪辱を果たした。

 8強にはAシード7校が勝ち進み、うち5校が公立校だった。小諸商は5試合で登録選手計17人を起用する全員野球で4強入り。背番号11の浅沼駿亮(2年)は4回戦、準々決勝で2試合連続のサヨナラ打、投げては計16回を無失点で抑え、躍進の原動力になった。

 東信勢の活躍も目立った。優勝した佐久長聖、小諸商、上田西が4強に進出。佐久長聖は昨秋は県大会16強、今春は支部予選1回戦で敗退し、北信越大会はおろか、県大会にも出場できなかった。「自分たちは弱い」を出発点に、粘り強く「つなぐ野球」を徹底させ、東京都市大塩尻との決勝では好投手2人を攻略した。4番で主将の寺尾拳聖(3年)は大会10打点と、ノーシードからの「逆襲」を支えた。

 春の県大会優勝、北信越大会でも準優勝、優勝候補の筆頭と目されていた上田西。大会終盤に登録選手の変更が相次ぎ、準決勝で涙をのんだ。敗戦後、吉崎琢朗監督は「今日この場に立たせていただいて、不安な面もありましたけど、関係者の皆様に感謝したい。選手は最後まで食らいついて、頑張ってくれました」と選手たちをねぎらった。

 コロナ禍で入学し、悔しい思いをした先輩たちをみながら高校生活を送った今年の3年生。不安を抱えながらも全力でこの夏を駆け抜けた。参加辞退のチームはなく、全試合を終えることができたが、選手の健康や感染対策との両立をどう図るか、改めて考えさせられる大会になった。(高億翔)

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