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ボール通じてエール 養護学校の生徒が贈呈 青森大会開幕を前に

2022年6月29日11時00分

朝日新聞DIGITAL

 青森県立むつ養護学校高等部の生徒たちが、むつ市のしもきた克雪ドームで27日、傷んだ硬式ボールを補修して作った練習球「エールボール」を、下北地区4高校の野球部に贈った。夏の高校野球青森大会は7月8日に開幕。部員たちはボールに込められた思いを胸に初の甲子園をめざす。

 エールボールの製作が始まったのは3年前。傷んだボールの再利用や生徒同士の交流が目的で、当初は大湊の分だけだったが、21年にむつ工が加わり、今年からは田名部、大間も依頼するようになった。

 製作したのはむつ養護学校高等部リサイクル班の13人。5月上旬、4校から傷んだボール約1千個を受け取り、作業を始めた。リーダーで3年の山田望さん(17)は、1年のころから製作に携わる。「毎年1球ずつ丁寧に作っている。下北から初の甲子園をぜひ勝ち取ってほしい、との願いを込めた」と話す。

 作るのには根気が必要だ。傷みが少なければ、ボールの表面にビニールテープをきつく巻くだけで済むが、中まで傷んでいる場合、表面の革と巻き糸をはぎ取ったあと、芯に粘着テープと新聞紙を交互に巻き付けて丁寧に固める。

 最後に、油性ペンで養生テープに「頑張って」「奇跡を起こして」などとメッセージを書き、貼り付ける。指導する藤川治也教諭は「1個補修するのに1時間以上かかることもあるが、生徒たちは真剣に向き合ってくれた」と話す。

 下北地区の高校では、大湊が過去2回、青森大会決勝まで進んだことがあるが、いずれも敗れている。副主将で3年の横浜柊さん(17)は「むつ養護の思いが伝わるボールでぎりぎりまで練習し、最後まであきらめずに甲子園をめざす」と意気込んだ。(安田琢典)

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